レジーナ・エマーソン

クラヴァー男爵家のダッドリーと婚約していたが、実家の伯爵家が多額の借金を背負ったことから婚約破棄される。家族思いの性格で家のためお金を稼ごうと街をさまよい出会った侯爵家夫人のドルアに、嫡男ノルベルトの夜の相手を持ちかけられる。伯爵家の実子ではなく、傍系の縁戚の娘だったが、実の両親に売られそうになったところを助けられたという辛い過去がある。

ノルベルト・オーギュラス

王国一の貿易商でもある侯爵家の令息。粗暴で口も悪いが、容姿端麗でスタイルも良く、社交界でその名を知らぬものはいない有名人。幼馴染の王太子とは気が置けない仲で、気安い振る舞いも許されている。世の女性からは人気だが、いまだに婚約者もおらず、女性には興味がないのではとの噂も。言い寄って来る女性たちに対する態度は冷たく、それゆえ恐れられている面がある。

ドルア・オーギュラス

オーギュラス侯爵家夫人でノルベルトの母親。侯爵家を切り盛りする豪胆な性格で、一向に相手を作ろうとしない息子を憂い、あれこれと相手を強制的に送り込んで来た。常に喧嘩腰 のノルベルトとのやりとりを楽しんでいる節がある。言動がやや強引なところがあるが、誰に対しても公平で着飾ることなく思いやりに溢れている。

ダッドリー・クラヴァー

レジーナと婚約していた男爵家嫡男。成り上がりの男爵家で、ひけらかすように大ぶりなダイヤの指輪や派手な装飾のジャケットを着ている。幼い頃よりなんでも手に入れてきた結果、思い通りにならないレジーナに常に辛く当たっていた。とある夜会でアメリアに出会い一目惚れをし、レジーナとの婚約を破棄する。

アメリア・スタントン

ダッドリーに近づいてきた侯爵令嬢。人の目を惹く華やかで可愛らしい顔立ちと、豊満な胸で男性たちを魅了し、ダッドリーがレジーナと婚約破棄をするきかっけとなった。